介護の仕事に興味があっても適性がなければ不採用になる

「理念」の重要性について

転職の理由は人それぞれ違いますが、転職先を探す際は条件だけでなく介護施設が掲げている「理念」にも注目してみてください。理念はその施設の行動指針です。どのような点に重きを置いているのかがわかります。

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不採用になりやすいのは?

残念な結果になってしまうのはどんなタイプか

コミュニケーション能力に問題がある

介護士は人と接する仕事です。コミュニケーション能力が問われるため、会話のキャッチボールができない人は不採用になる傾向があります。例えば、採用担当者の話を遮って自分の話をする人や質問に答えずすべて自己PRに繋げてしまう人は、一方的にボールを投げているだけなので会話は成立しません。面接では自分をアピールするのは大切なことですが、「聞かれたことに答える」ことを強く意識しましょう。
面接の受け答えで有効なのがオウム返しです。「当施設に応募した理由は何ですか」という質問をされたら、「この施設に応募した理由は○○○です」と質問を復唱するように答えると頭の中を整理しやすくなりますし、会話のキャッチボールも成立します。
また、笑顔がなく声が小さい人も適性がないと見なされるため不採用になりやすいタイプです。内気な性格の人や人見知りの人もいるとは思いますが、介護士は人と接する仕事です。相手とコミュニケーションが取れなければ仕事になりません。面接では笑顔で明るくハキハキと答えるようにしましょう。笑顔が苦手な人は口角を上げることを意識してみてください。口角を上げていることで自然と笑顔になっていきます。目線は相手の眉間や口元に向けましょう。目線が上がることで顔が俯くのを防げます。

待遇や条件面は強く主張しない

給料や勤務時間、残業の有無などは気になるポイントですが、いくら気になるからといって単刀直入に質問してはいけません。採用担当者が不快に思い、「当施設には向いていない」と判断されてしまうからです。待遇や条件面はデリケートな部分です。採用担当者の心証を悪化させないようにタイミングを見て伝えるようにしましょう。
切り出しやすいのは採用担当者から話が出たタイミングや内定が出た後です。「現時点でお話を伺える範囲でいいのですが」と謙虚な姿勢で質問するといいでしょう。

言葉遣いがなっていない

高齢者と接することが多い介護士は言葉遣いもよく見られています。言葉遣いやマナーがなっていないと社会人としての常識に欠けていると見なされてしまうので普段から気をつけるようにしましょう。
「とりあえず」や「○○とか」などの曖昧な表現は自信がないように聞こえますし、「食べれる」などのら抜き言葉も相手を不快にさせてしまうため悪印象を与えてしまいます。忘れがちなのが相槌です。相手の話を聞きながら相槌を打つときはどのように答えているでしょうか。「うんうん」「はいはい」「ええ」も間違いではありませんが、これらの言葉は同等以下の立場に使う言葉です。相手の話に被せないように「はい」と答えるのが基本です。意識していない部分なのですぐに直すのは難しいかもしれません。普段の会話から使わないように心がけましょう。

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